園盛会だより9号(平成23年8月)

むさしの園内に、18床のユニット型個室がオープンしました。


3月11日に発生いたしました東日本大震災で被災された方々およびご家族の皆様に対しお見舞いを申し上げ、1日でも早い復興を心からお祈り申し上げます。
また、被災によりお亡くなりになられた方々に対し、謹んでご冥福をお祈り申し上げるとともに、ご遺族の方々におかれましても心からお悔やみ申し上げます。
園盛会では、震災発生後に緊急対策会議を開き、介護用品や食材・燃料などの確保に全精力を傾け、ご利用者のご負担を最小限に抑えるように最善を尽くしてまいりました。しかし、特に燃料不足については深刻で、送迎等に影響がありましたが、ご利用者やご家族の皆様、関係業者の皆様の多大なるご理解、ご協力をいただき、事故もなく、のり切ることができました。
第9号では、震災発生後の法人の取り組みをご報告します。

救缶鳥を寄付しました。

昨年より当法人では、パン・アキモトさんの「救缶鳥プロジェクト」に賛同し、同プロジェクトに参加しておりました。「救缶鳥プロジェクト」とは、賞味期限3年のパンの缶詰「救缶鳥」を購入し、2年間は非常食として備蓄します。残りの約1年の賞味期限の間に、回収・輸送され、飢餓に苦しむ国々へ届けられるという仕組みで、非常食を有効活用することにより国際貢献に役立てるというものです。
今回の東日本大震災の際には、この非常食を送らせて頂きました。

計画停電時の様子

震災後、電力の供給能力が低下することを受け、一部の地域で実施されました東京電力の「計画停電」。
むさしの園では、4回ほど、計画停電が実施されました(けやき園では未実施でした)。
今回の計画停電により、電気や電話はもちろん、水道も断水し、ライフラインが全て停止となった状況の中で、少しでもご利用者の皆様にご負担のかからぬよう、毎日変化する情報の把握とその対策に努めてまいりました。
夕方から夜間にかけての計画停電においては、可能な限り、光がさし込む窓辺を利用して、ご利用者の皆様へ少しでも心安らぐ時間を提供することを心がけました(写真左)。
夜間の停電時には、施設の自家発電機による非常灯で、1時間ほどは明るさを保つことができました(写真中央)。また、ホールに投光器を設置したことで、吹き抜けとなっている施設全体が明るく照らされました(写真右)。
そんな不便な環境の中でも、ご利用者の皆様からは、「東北の被災された方々のことを思ったら、こんなの我慢のうちにも入らないわ」「関東大震災のときのほうが、もっと大変だったわよ」と、今回の震災への様々な思いや過去の体験談をうかがい、職員が教わる場面が沢山ありました。
今後の電力不足による節電対策につきましても、引き続き対応してまいりますので、皆様のご理解、ご協力を宜しくお願いいたします。


むさしの園 行事・クラブ

毎月、ボランティアの方々による催し物が開催され、多くのご利用者が参加されています。
 一緒に歌を歌われたり、手拍子をとりながら、思い思いの時間を過ごされ楽しまれています。ブロックへ戻られても笑顔が見られ「楽しかった」と感想を職員に話してくださいます。

◆書道クラブ◆

毎月第1土曜日は、書道クラブがあります。その月にあった季語のお手本を職員が準備をしています。5月は、五月雨でした。
五月雨は、古来の田植えの時期(6月ごろ)を意味しています。また、「みだれ」は「水垂れ」で“雨”を指しているそうです。
この日も、小雨が降っていましたが、皆様雨を気にすることなく真剣に取り組まれていました。 (平成23年5月7日)

◆陶芸クラブ◆

ご利用者のリクエストによる日本舞踊の会が開催されました。
古典舞踊の藤娘や男女の踊り分けなど皆様真剣に鑑賞されていました。また、東京音頭や炭鉱節では、歌を口ずさみ、一緒に踊るご利用者もおり、初めての日本舞踊をとても楽しまれていました。

◆出張寿司の日◆

ご利用者の皆様から人気のある行事の一つである、「出張寿司の日」が開催されました。
数日前から、皆様楽しみにされており、職員が配膳を行うと、「わーっ!」と声を上げられ、笑顔で召し上がられていました。
 「美味しかったですか?」と尋ねると、「美味しかったわ!」「もっと、食べたかった!」と、弾んだ声で答えて下さいました。

◆初夏の日帰り旅行◆
~風情溢れる蔵造り ぶらり!川越食べ歩きの旅~

今年の初夏の日帰り旅行は、埼玉県にある「小江戸川越」へ行って来ました。
午前中は、川越まつり会館を見学しました。実際に川越まつりでひかれる本物の山車が展示されていて、豪華絢爛な山車の迫力を目の前で感じました。
昼食は、えぷろん亭にて「川越名物・芋御膳」を頂きました。
午後は、菓子屋横丁、蔵造りの街並みを自由に散策しました。お土産を購入されたり、「時の鐘」を見学されたりと、皆様思い思いの時間を過ごされ、とても素敵な旅になりました。

むさしの園 デイサービス

むさしの園周辺は、豊かな自然に恵まれており、少し車を走らせると、四季折々の花々を楽しむことができます。
第9号では、外出の様子と作品展の様子をご紹介いたします。

◆4月 チューリップ見学…羽村市根がらみ前水田◆

◆5月 バラ見学…都立あきる台公園◆

◆6月 作品展…むさしの園1階  ホール◆

◆トマトの収穫◆

今年も5月の上旬にトマトの苗を皆で植えました。
夏の太陽をいっぱい浴びた美味しいトマトが収穫でき、皆大喜びです。

けやき園 行事の様子

◆外出援助(菖蒲園)◆平成23年6月6日・7日・10日

梅雨の晴れ間に10万株の花菖蒲で有名な東村山市の北山公園へ外出しました。
色とりどりの花菖蒲を見ながら、お茶と和菓子を召し上がり、ゆっくりとした時間を過ごす事ができました。
また、花菖蒲だけでなく、蓮の花や田んぼに飛来した野鳥や蛙なども見ることができ、自然に触れる良い機会となりました。

◆日本舞踊 平成23年6月19日◆

ご利用者のリクエストによる日本舞踊の会が開催されました。
古典舞踊の藤娘や男女の踊り分けなど皆様真剣に鑑賞されていました。また、東京音頭や炭鉱節では、歌を口ずさみ、一緒に踊るご利用者もおり、初めての日本舞踊をとても楽しまれていました。

けやき園での出来事

◆お茶会◆

1階フロアにて全ユニットのご利用者が集まった お茶会を開きました。
季節のお菓子として、葛饅頭とお茶をご用意しご利用者から「美味しい」と好評でした。
また、ご利用者同士ゆっくりと楽しそうにお話をされ、次回が楽しみとなる会になりました。

◆園芸~植え替え~◆

2階の多目的ホールにて観葉植物ポインセチアの植え替えを行いました。
「よく育ちますように」と皆様熱心に取り組まれていました。

◆にがうり倶楽部◆

けやき園では、地下・事務所・屋上で、緑のカーテン作りに取り組んでおります。

屋上にてご利用者と一緒に種まきを行いました。
「今から芽が出るのが楽しみ」と身を乗り出して笑顔で種まきをされました。

種まきして2週間ほどでかわいい芽が出てきました。
現在、ぐんぐん成長し160センチ程の背丈になりました。

けやき園 デイサービス

◆レクリエーション活動◆

デイサービスではレクリエーションとして、5月に「母の日」「父の日」のコーナーを設け、それぞれのイメージを半紙に書いて頂き、作品に仕上げました。
また、体操・歌・クイズなどや天気の良い日にはデイサービス庭にて日向ぼっこなどを楽しんで頂きました。庭では多くの植物を観賞され、気持ち良いとご好評です。

◆作品展示会◆

今まで作った1年分の共同作品の展示を行なっています。
1月から6月までの作品と7月から12月までの作品とを半月交代にて、順番に飾っています。
展示した作品を眺めながら、苦労した事、難しかった事、楽しかった事などを話しつつ懐かしんでおります。
8月には、敬老の日に向けての作品を創る予定です。

◆お寿司の日◆

園盛会では、年3回出張寿司の日が開催されています。
様々な食事形態の方でもお食事が楽しめるよう、見た目にも食べやすさにも工夫して、お寿司を提供しています
今回は、提供している食事形態について一部ご紹介します。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA