■むさしの園 発表内容
「入居者の声から一人ひとりの特技を生かした自立支援とその効果」
以前より聞かれていたご入居者の声から、“おやつを手作りしたり、野菜を育てて調理をしたりすることで、ご入居者同士の交流の増加や心身の安定が見られるのではないか?”と考え研究を進めてきました。
この研究を通して、ご入居者一人ひとりの家庭での生活が垣間見ることができ、今の施設での生活と昔との境界線を少しでも無くすことが出来たと感じています。
また、より「その人らしさ」のある生活のために、私たちがそうした生活環境を一緒に作っていくことの重要性も感じることができる、有意義な研究となりました。

むさしの園の発表

むさしの園の発表

■けやき園 発表内容
「トイレに座ればでるんだけどな」
脳出血後遺症以後、常時オムツ使用となり生きることに自信を失っていたご入居者の何気なく言った
「トイレに座ればでるんだけどな」の一言をきっかけに、排便サポート・トイレ誘導への取り組みを行いました。
専門職とも連携を図り、トイレでの排泄の為のリハビリプログラムの計画や、下剤に頼らない排便のために水分等を積極的に摂取するように実施しました。
その結果、ご入居者が「トイレに行きたい」と自然に発するようになり、リハビリによる効果と本人の意欲が相乗しADLが向上しました。
また、車いすでフロア内を自走されることも多くなり、他のご入居者とのコミュニケーションも活発化し、行事等も積極的に参加されるようになりました。

けやき園の発表

けやき園の発表

今回の取組みを生かして、職員一同、皆様へのサービス向上に努めてまいります。