園盛会だより39号(平成31年2月)

10月14~20日 海外研修が行われました。Slottsovalen(スロッツォバーレーン)にて

多摩の里むさしの園
(羽村市)
    
・特別養護老人ホーム(従来型)
・特別養護老人ホーム(地域密着型ユニット)
・ショートステイサービス
・デイサービスセンター(地域密着型)
多摩の里けやき園
(東久留米市)

・特別養護老人ホーム(ユニット型)
・ショートステイサービス
もみの樹園
(新宿区)

・特別養護老人ホーム(ユニット型)
・ショートステイサービス
・デイサービス(運動機能向上型)
・事業所内保育所
・ソシア訪問看護ステーション

新年のご挨拶

新年あけましておめでとうございます。皆様と共に新春を迎えられることを心より感謝申し上げます。
昨年を振り返ってみますと、EUの足並みの乱れが広がりつつあり、イギリスのEUからの脱退も思うような進展を見せず、フランスでは労働者が暴徒化し、沈静化を図るために財政基盤を揺るがしかねない財政出動を発表しております。EUを牽引してきたドイツのメルケル首相の求心力も低下し、EUの存在価値が問われてくることも考えられます。更に、米中の貿易戦争は、解決の目途がたたないまま年を越してまいりました。又、アメリカの保護貿易主義は、世界の多くの国々を巻き込み混乱を招くとともに、自国第一主義を掲げる国が増える結果を招いております。
国内をみると、数多くの台風が日本に上陸し、各地に甚大な被害をもたらしました。異常気象による影響は、冬は局地的に大雪を降らし、夏は局地的な大雨によって、河川の氾濫や土砂崩れ等々をもたらし、日本の熱帯化は着実に進んでいるように思われます。また、自民党の数による論理によって、議論のないまま入管法の改正や水道事業の民営化法案など、私達の生活に密着した法案が強行採決され、動き出そうとしております。社会保障制度の充実計画に使われるはずの消費税についても、当初の予定から逸脱した形なることが、ほぼ確実となっております。今後、益々増えるであろうご高齢者を、どのような形で支えていくのか見えない現実は、恐ろしささえ感じております。
当法人としても、出来うるサービスの充実をはかり、安心・安全な生活が送れるように、最大限の努力を図ってまいります。また、介護職員の労働環境の改善、労働力不足解消を図る上で、一昨年よりベトナムから研修生の受け入れを始めております。ご入居者の皆様や職員からの評判も良く、着実に成長を遂げているものと確信しております。今年8月に、園盛会として第三次のベトナム研修生の受け入れを決定しております。今年はむさしの園3名、けやき園3名、もみの樹園4名の募集を行います。今後マッチング作業などを経て、3月には確定するものと思われます。
今年の冬は暖冬と言われておりますが、朝晩の寒暖の差が激しく、ご入居者の皆様と職員の皆さんは、体調管理をしっかりして健康には十分に留意して頂き、良い年になる事を祈念いたしております。亥年は、内部を固めて翌年に備える年とも言われております。身の回りの仕事等をしっかりと足元を整え、盤石の態勢を作り上げ、将来に向けた明るい未来を築く年としたいものであります。当法人にとって、大きく飛躍する礎を築く年であるとともに、皆様のご健勝を祈念して年頭の挨拶といたします。

社会福祉法人 園 盛 会
理事長 金 本 正 一

感染症にご注意を! ノロウイルス・インフルエンザ

♦ノロウイルス発生の際の研修会を行いました

各施設でノロウイルス発生の際の研修会を行いました。ノロウイルスに感染すると、潜伏期間24~48時間で発症し、発熱(微熱)・下痢・嘔吐・腹痛(刺すような痛み)の症状がみられます。
職員研修では、ご入居者が嘔吐し、ノロウイルスが疑われた際の職員の対応確認や、適切な処置で感染を広げないよう、衛生面に配慮した吐物の処理方法を学びました。

ノロウイルスは粒子が非常 に小さく空気中に浮遊します。
適切な処置をしないと接触 感染・空気感染を引き起こし園内に広まってしまいます。

♦インフルエンザとは?
インフルエンザはインフルエンザウイルスにより引き起こされる呼吸器の感染症です。
発熱や喉の痛み、咳、くしゃみ、鼻水といった呼吸器の症状は風邪でも認められますが、インフルエンザでは、それらの症状が比較的急速に、そして強い症状として現れるのが特徴です。

◆◆◆園盛会では感染防止の対策を徹底しています◆◆◆
職員は、日頃から十分な休養とバランスのとれた栄養摂取を心掛け、抵抗力を高めるよう体調管理に努めています。また、職場に到着後、手指衛生(石鹸と流水よる手洗い+アルコール手指消毒はインフルエンザウイルスに有効)を行ってから、仕事に入っています。
また、日頃からのマスクの着用や、11月1日~3月31日までの毎日午後に、全職員で全館換気を行い、ウイルスの存在が疑われるドアノブや手すり、エレベーターのボタン等、人の手が良く触れる場所(インフルエンザウイルスは乾いた環境表面で、約1~2日間生存するといわれ、その環境から手に付着したウイルスは、5分間生存可能との報告があります)については、徹底した消毒清掃を行い、感染拡大防止対策に努めています。
ご面会の皆様も感染症が疑われる場合、面会をお控えいただくか、マスクを着用の上、手指衛生をお願いしております。不明な点は窓口の職員へお問い合わせ下さい。

海外研修 ~スウェーデン王国 フィンランド共和国~

平成30年10月14日~20日までの7日間、第10回目となる海外研修が行われました。
当法人の職員6名が参加しましたので、その様子をお伝えします。

研修日程

10月15日 研修1日目 
ストックホルム市内観光
SQC講義:スウェーデンにおける高齢者ケア

10月16日 研修2日目
施設見学:Slottsovalen(スロッツォバーレーン)&Annebergsgarden(アンネチェリスゴーデン)
視察後、旧市街ガムラスタンの観光

10月17日 研修3日目 
S施設見学:Lovisagarden(ルイッサゴーデン)
視察後、港にてチェックインの上、乗船し、ヘルシンキに移動

10月18日 研修4日目 
ヘルシンキ到着
施設見学:Active(アクティブ) Life(ライフ) Village(ヴィレッジ)
itakeskus(東センター) Nursing(ナーシング) Home(ホーム)

10月19日 
ヘルシンキ市内観光→ヘルシンキから日本へ移動。20日帰国

■15日 SQC本社にて研修

スウェーデンの高齢者ケアと看取りケア、介護人材等についての講義を受けました。

16日 Slottsovalenの見学、Annebergsgardenの実習と見学

Slottsovalenでは、ご家族対応についての講義を受け、施設見学では癒しの部屋(アロマ・音楽・照明等)を体験しました。Annebergsgardenでは、施設見学とご入居者とのレクリエーションを行いました。

17日 施設:Lovisagarden(園盛会 姉妹提携施設)の見学

認知症の方への接し方と看取りについてのお話を伺いました。
スウェーデンでは、認知症は治らない病気、4番目の生活習慣病とされています。また、死は自然のプロセスと考えられ、延命治療は行わず緩和ケアの理念のもと、苦痛や不安を和らげるケアが行われていました。
Lovisagardenの職員は、頭(知識)、手(ふれあい)、心(尊重・共感)を持って、入居者に接することをコンセプトとしています。

18日 Active Life VillageとItäkeskus Nursing Homeの見学

Active Life Village(福祉機器提供会社)
生活の質を向上することを提案。自然に囲まれた場所で、ゆっくり過ごすことを大切にしています。

Itäkeskus Nursing Home(高齢者複合型施設)
毎日の生活をより良く、チームケアアプローチでケアを考えています。

研修参加者の感想

今回、海外研修では住み慣れた地域で生活していたように、施設入居後も自分のペースで過ごされているところを見学することができました。専門職の知識と技術を活かして『何がご入居者にとって大切なのか』を考えながらこれからもチームケアに取り組んでいきたいと思いました。

むさしの園 生活課 宇野職員

北欧の介護施設では個人を尊重し『成功するための環境づくり』を重要視していました。たとえ認知症があっても本人の意思を尊重し支援できる施設の形態を見て『寄りそった支援』とは何か、改めて考えさせられました。今後は、束縛のない支援によるご入居者主体の生活の提供に努めていきたいと思います。

むさしの園 介護課 山口主任

スウェーデンでは『本人の自由が何よりも大切』と言う考えが一般的でした。当法人の理念である『その人らしさを大切に』する支援を感じることができました。当施設でもコミュニケーションを通して1人ひとりに寄り添った支援ができるようにしていきたいと思います。

むさしの園 介護課 遠峰副主任

今回の研修で北欧に行き、介護の現場、看取りに対する考え方を学ぶことができました。ご入居者と寄り添い、その人の人生に関わることがとても大切だと気づきました。
死も含めた人生の1ページに関わり、最後まで楽しい生活が送れるように、ご入居者に関わっていきたいと強く思いました。

けやき園 介護課 山田職員

北欧の福祉制度や考え方、チームケアを学ぶことで、自分自身の考え方やご家族との関わりを見直すきっかけになりました。ご入居者一人ひとりにとっての『その人らしさ』とは何かを日々追究しながら、より良いサービスを提供出来るよう努めていきたいと思います。

もみの樹園 介護課 阿部主任

日本と北欧では日常的なケアや食事、アクテビティやご家族への対応、終末期の考え方も国民性が強く反映されていることを感じました。どちらかのシステムやケアが良い悪いではなく、双方の考え方を上手く取り入れられるような援助を心掛けていきたいと思います。

もみの樹園 生活課 佐々木副主任

むさしの園 行事の様子

◆平成30年11月7日 焼き芋大会◆

今年も焼き芋大会が開催されました。開始前から「まだお芋屋さん来ないのかな?」「楽しみだね」と皆様、焼き芋屋さんの到着を心待ちにされている様子でした。 職員お手製の焼き芋台車がやってくると歓声と拍手とともに「良いにおいだね~」「早く食べたい~」と焼き芋屋さんを出迎える姿が見られました。焼き芋屋さんに扮した職員を見て、「素敵な格好だね」と笑顔で会話も弾みました。 できたての焼き芋を手渡されると「温かいね~」「懐かしいな~」「甘さがちょうどいい~」「ホクホクしていて美味しい~」「もっとないの?」と笑顔で召し上がられました。 焼き芋屋さんが帰る際には、「次はいつ来るの?」と名残惜しそうにも見送りながらも、 大変満足そうにされていました。

◆平成31年12月19日 クリスマス会◆

今年も冬になり、エントランスには大きなクリスマスツリーが飾られ、盛大にクリスマス会が開催されました。
催し物では、のど自慢大会優勝者の歌の披露や職員による演芸、ご入居者の皆様との合唱、毎年恒例のくじ引きによる抽選会が行われました。
最後には、サンタに扮した職員から、ご入居者お一人おひとりにクリスマスプレゼントが手渡され、皆様喜ばれている様子でした。
昼食では、栄養課が腕によりをかけて作ったクリスマス料理がバイキング形式で振る舞われました。普段の食事とは一味違う雰囲気の中、たくさんの笑顔が見られました。
今年のクリスマス会も多くのボランティアの方にご協力いただきました。心より感謝申し上げます。

むさしの園 デイサービス

◆平成30年12月6日 羽村市まちづくり出前講座 羽村の歴史について◆

第3回目となる出前講座が開かれました。
講座は、羽村市が推進している取り組みの一つで、講師の方が講座の依頼先に出向いて、お話をして下さるというシステムです。私達の住んでいる羽村市について「もっと良く知りたい!」という思いから、実現することができました。
今回は、羽村市郷土博物館の館長先生にご依頼し、羽村の歴史について学びました。

昼食には、グラタンや唐揚げなど、クリスマスらしい料理がバイキング形式で振る舞われました。職員も一緒に食事をさせていただき、楽しい時間を過ごしました。
今年のクリスマス会も沢山のボランティアの皆様にご協 力をいただき、滞りなく終えることができました。心より感謝申し上げます。

◆平成30年12月24・25日 デイサービス忘年会◆

今年の忘年会は、お楽しみ抽選会、ビンゴゲーム、ジェスチャーゲーム、紙芝居(笠地蔵)とアンデルセン童話(マッチ売りの少女)の音読を行い、スライドショー(今年の一枚)で、写真を見ながら一年を振り返ってみました。
ご利用者の皆様の笑顔に、私達もみんな笑顔となりました。大きくプリントした写真は、ご利用者の皆様にお持ち帰りいただきました。
今年の冬も健康で過ごせますようにと、願いを込めて乾杯しました。

今年もたくさんの出会いがあり、色々な出来事がありました。
私達が大切に思っている事の一つに『会話』があります。
「歳をとると話がしたいんだよ」と言う声を良くお聞きします。
これからも私達職員は、ご利用者の皆様お一人おひとりと向き合って笑顔で過ごしていただける
よう努めて参ります。今後ともよろしくお願いいたします。

けやき園行事の様子

平成30年10月26日 秋の日帰り旅行

今年も秋の日帰り旅行は、池袋サンシャイン水族館に出かけました。
池袋サンシャインに到着後、まずは昼食のお寿司を召し上がり「握りたては格別」等と話されていました。

当日は天気が良く、水族館では屋外のアシカやペンギンのショーを暖かい日差しの下で、見ることができました。
その後は買い物をされたり、水族館をゆっくりと回られたりと思い思いに楽しまれていました。

平成30年12月21日 クリスマス会

今年もクリスマス会が開催されました。
昼食は多目的ホールでバイキングが行われ、それぞれ好きな料理を選んで召し上がりました。

午後からは、各フロアでビンゴ大会やクリスマスソングの合唱等のレクリエーションを行い、最後にサンタクロースからプレゼントを受け取ると、皆様大変喜ばれ笑顔が見られていました。

もみの樹園行事の様子

◆平成30年11月9日 秋の日帰り旅行◆

今年の秋の日帰り旅行は、東京都墨田区にある『すみだ水族館』へ出掛けました。
目的地に到着し、水族館内を自由に散策し楽しまれた後、昼食にはお刺身などの豪華な御膳をいただきました。美味しかったご様子で、皆様あっと言う間に食べ終えていました。
昼食後は、併設されているショッピング街でアイスクリームをいただいたり、買い物をされたりと、自由な時間を過ごしました。
帰りの車内で感想を伺うと、皆様「楽しかった」と話してくださり、笑顔のたえない秋の日帰り旅行となりました。

◆平成30年12月14日 クリスマス会◆

今年は暦より10日ほど早いクリスマス会となりましたが、どのフロアも綺麗に装飾が施され、サンタクロースやトナカイもたくさん現れ、クリスマスムード一色の1日となりました。
毎年恒例のクリスマスバイキングでは「あれも食べたい!これも美味しそう!」と盛り付けが追いつかない場面や、盛り付けてすぐに手を伸ばす方など、賑やかで笑顔あふれる昼食となりました。
昼食後はクリスマス会。職員有志の歌・楽器演奏から始まり、フラダンスやコーラスのボランティアの皆様、保育園の子供達による歌&ダンスと続き、最後は、新人職員とEPA候補者によるハンドベルの演奏&歌で、クリスマス会が締めくくられました。共に歌う方や踊る方、静かに聞き入る方など皆様思い思いに楽しまれていました。

栄養課&お知らせ

ご紹介&お知らせ

11月18日 弥生地区秋まつり(むさしの園)

けやき園の地域交流スペースにて、近隣の弥生地区住民による『秋まつり』が行われました。
当日は、100名程の住民の方が来場され、けやき園のご入居者も参加しました。会場では、射的や昔遊びコーナー、歌声喫茶等に参加して、地域の方と交流しつつ、楽しい時間を過ごすことができました。
けやき園では、地域交流スペースの貸出を行っております。ご希望の方は、お気軽にご相談下さい。

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